— 異国の街並み・歴史ある古民家・白砂ビーチで綴る、おふたりだけの物語 —
沖縄の風景を舞台に、3つの異なるロケーションでフォトウェディングを実施されたお客様の1日をご紹介します。当日の撮影順にそって、それぞれの場所での表情やシーンの広がりを丁寧に振り返ります。

アメリカンビレッジでの撮影
最初のロケーションは、異国情緒あふれる街並みが特徴の北谷・アメリカンビレッジ。カラフルな建物やユニークな看板が並び、まるで海外に来たかのような空間で、開放感ある洋装撮影をスタートしました。ご新郎様は最初こそ緊張されていたものの、撮影が進むにつれて表情も柔らかくなり、ご新婦様との笑顔のやり取りが自然と増えていきました。街角を歩いたり、カフェの前で軽やかに並ぶカットなど、おふたりらしさがあふれる楽しいシーンを次々と収めることができました。


中村家での撮影
次に訪れたのは、沖縄の地元名士の旧邸宅「中村家住宅」。伝統的な赤瓦屋根や石垣に囲まれた空間は、時間がゆったりと流れているかのような落ち着いた雰囲気。洋装での撮影ではありましたが、そのコントラストが非常に印象的で、現代的なドレススタイルと歴史的な背景との調和が生まれました。ちょうど敷地内の桜が満開を迎えており、自然と文化が融合するロケーションで、しっとりとした美しいシーンが生まれました。おふたりの距離感や仕草を大切にしながら、古民家の縁側や庭園での一枚一枚が、心に残る特別なカットとなりました。


アラハビーチでの撮影
ラストは、真っ白な砂浜が美しいアラハビーチへ。撮影当日は小雨が降っていたものの、おふたりのご希望とご新郎様のスケジュールの関係もあり、撮影は予定通り決行。
幸運にも撮影時には雨が止み、強い北風の中でしたが、海と空を背景に、おふたりは自然体のまま撮影を楽しまれていました。ご新婦様のリクエストによるプロポーズショットも、このビーチで実現。海辺で交わされるその瞬間は、撮影チームにとっても感動的なワンシーンでした。
おふたりの笑顔と優しい表情が、沖縄の自然に溶け込むような、温かく爽やかな時間となりました


衣装とスタイリング
今回は衣装2着での撮影で、洋装をベースに構成。、お支度時に新婦様の雰囲気やお好みを伺いながら、スタイリストが丁寧にご提案させていただきました。
また、納品データの色味に関しては、「加工なしで自然な色味」をご希望されていたため、通常のカラートーンでのお渡しとさせていただきました。


撮影を振り返って
撮影当日は決して完璧な天候ではなかったものの、空のコンディションを見極めながら臨機応変に進行し、おふたりの前向きな姿勢が終始印象的でした。
何よりも、ご新郎様の緊張がほぐれていく様子や、ご新婦様との自然な掛け合いが撮影の雰囲気をやわらかくし、チーム全体に笑顔が広がるような空気に。
それぞれのロケーションで異なる表情を見せてくださり、どの瞬間も写真に残したくなるような、かけがえのない時間となりました。
